2004年12月10日金曜日

Hen House DVD boycotted?

発売間近のDVD、「Critical Times: Henhouse Sessions」に関して、オフィシャルには「Fishbone does NOT endorse it. Don't buy it...boycott that shit. The band says "FUCK THE HEN HOUSE DVD!"」(フィッシュボーンはこのDVDを容認しない。買わないで。ボイコットするように。バンドメンバー曰く”ファック・ザ・ヘン・ハウス・DVD!”)との記述があります。


理由については何も書かれていませんが、オフィシャル・フォーラムにDVDについてのスレッドが立っており、そこへ書き込まれた「duasoul」氏の情報を、ちょっと長いですが引用しておきます。

アンジェロとノーウッド、ステュワード、スペイシー、そしてウォルトから聞いた話なんだけど、ヘンハウスは基本的にすべての物事が当初の打ち合わせとは違った方向に進んでしまっていたという事。(映像記録は)スペイシーの何人かの友達が進めていたんだけど、ヘンハウスはもともと「ショウ・サンプル」的なものを録るだけのために企画されたもので、フル・ヴァージョンの曲をインターネットでリリースする予定はなかった。なぜかというと、つまりヘンハウスで録音された曲はただのデモで、彼らがレコーディングおよびミクシングをしようとしていたニュー・アルバムの、「サンプル」的なものでしかなかったからなんだよ。
スペイシーはこの件でとても気を病んでいて(彼の友達がやった事だから)、けっきょくバンドはレコーディングを別のところでやり直す事に決めた。彼らはかなりの量の曲をボツにして、クリーンな状態からやり直そうとしていた。僕が2003年6月にスペイシーと話した時、彼は今、ニュー・アルバム用の曲を書いていると話していて、それはフィッシュボーンを次の次元へ引き上げるようなもので、ドラムンベースやストレートなヒップホップなんかの新しいスタイルの曲もあったらしい。
みんな知っての通り、その後の何ヶ月かの間にバンドは「3対2」の形で分裂してしまって、フィッシュボーンは今の状態にある。知らない人のために一応申し添えておくと、(フィッシュボーンを抜けた)スペイシーとウォルトは、スペイシーの古いバンド「サウンド・バリアー」(Sound Barrier)を新たに組み直して、現在曲を書いている最中だそうだ。一刻も早いリリースが望まれるよね。

ということでバンドとしてはリリースされるのを望んでいないDVDをリリースされてしまうというので、あそこまでマッドになってしまっているようです。「じゃ、買っちゃいけないの?」と思うところですが、フォーラムには管理者から、

謝る必要はないです…。バンドは、どうしてもDVDを買ってしまうファンの気持ちを理解しています。

といった書き込みもあります。なにしろ、Reality of My Surroundings: Past & Presentといった旧作ヴィデオのDVD化はあったものの、そこら中に「最近のバンドの音」に飢えているファンがごろごろしている状態ですので、ヘンハウスを買ってしまうのはしょうがないと言えますね。
一刻も早い新作のリリースを祈っていましょう。
なお、オフィシャルの10月23日のニュースによると、フィッシュボーンの現在のメンバー・ラインナップは
Angelo Moore
Norwood Fisher
Rocky George
John Steward
Tory Ruffin
D'Andre Gipson
Andre Holmes
となっています。